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新井邦宏氏の言いたい放題 第6回

マネー・マネジメントもしっかり考えよう

一般的に、個人投資家が十分に儲けるためには、日経平均が4000円近く同一方向に動くことが必要だと言われています。
これは、出遅れ気味の投資家がいても、相場がそのくらい動けば概ね誰でも儲けることができるからでしょう。
でも、日経平均が500円程度動いても、ネット取引なら十分利益が出るような感覚になって、自分が取り残されたような気分になってしまうことがあります。

「相場の頭としっぽは人にくれてやれ」という言葉がありますが、相場の流れ、トレンドを判断するのは、どうしても相場の動きより若干遅れることになってしまいますが、これは致し方ないことです。
この遅れをいやがる投資家は、日足などで短期的な動きをとろうとしますが、これも相場が短期的に下落・上昇を繰り返されては、踏んだり蹴ったりの結果になりかねません。
例えば、急落している局面でカラ売りを入れると、その後急激に戻されて、すぐにそのポジションが填ってしまうことや、今日高いからどうしようと考えていると、翌日は買い気配で高寄りして、もう心理的には買えなくなってしまったり、上放れだと思って買い増ししたら、急落されて、いきなり評価損拡大になるパターンなどです。
どうしても、目先の動きを見ていると、相場の本筋を見逃すことになるのでこれを防ぐためには、月足で長期トレンドを確認しなければならないようです。

私も著書の中では、「日経平均が9ヶ月移動平均線の上で」と書いていますが、この9ヶ月線が5ヶ月に変わっても別にかまわないのですが、それでも少なくともこれら少し長めの投資判断に切替た方が、大きな怪我はなくなるように思えます。
つまり、相場で儲けるためには、トレンドの強さが必要になるので、トレンドがなかったり、その強さが弱い局面ではなかなか儲けることはできません。
自分は相場が上手いのならかまいませんが、そうでないならより長期トレンドに乗る方が投資パフォーマンスは上がる筈です。

私が言いたいことは、このような相場の局面で自分の投資スタンス(テクニカルの変数設定)を決めても、それはあまり意味がないことで、逆に危険だということです。

逆に考えれば、この局面で儲からない(相場が動いているのでやれば少しは儲かりますよ)のは当たり前で、これで相場を辞めるというのも愚かなことです。
相場の動きによって、投入してもよい資金量を変えなければならないはずで、こういう局面、あるいは自律反発局面で全資産が投入されているのは危険なことです。

株の達人を使い、相場を判断する上で、売りか買いかを考える以前に、その相場の局面で自分の運用資産のどの程度を投入しても良いのかを考えるべきでしょう。
これは、月足を見て、89年前の何でもかんでも上がった状況を100にして、今の状況はどの程度なのかを考えてみれば分かることでしょう。

具体的には、移動平均線の上か下か、その時の移動平均線の傾きがどうなのかでも良いですし、もっと簡単には、一目均衡表の月足などで、判断するのが最も簡単です。
「雲の上-基準線の上-転換線の上」というのが最も相場が強い時で、ついで「雲の上-基準線の上-転換線の下」という位置が考えられます。
「雲の下-基準線の下-転換線の下(際)」だったら、投資資金面からのウエイトは最も少なければならない筈です。
転換線を超えればウエイトを上げるという考え方でも良いでしょう。

「リスク」をコントロールできるのは貴方自身で、誰もそんなことには気を遣ってくれません。
「マネー・マネジメント」もしっかり考えましょう。

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