今日は注目のオリンパスが寄り付き、乱高下しました。寄り付いてからの上昇はよくあるパターンですが、その後のズルズルと下げる動きとなりました。
このオリンパスのような状態になると、このブログで説明してるような、売買方法では通用しません。機関投資家のポジションの解消や個人の投売り、またデイトレーダーのポジション取りなどが激しく交錯し、トレンドやVWAPなどを全く無視した動きになります。そのため板や1分足を見ながらのスキャルピング狙いの銘柄ということになります(数円を抜きに秒単位で売買)。
さて本日はデイトレ銘柄の日成ビルド工業(1916)を見てみましょう。今日はチャートの見方ではなく、デイトレードする上で意外と気が付かない節目についてです。
デイトレードは節目を利用したブレイクアウト手法がありますが、前日の高値安値、当日の始値、高値、安値などのブレイクで売買ポイントとする方法です。
全てを気にする必要はありませんが特に重要なのが始値のラインです。始値は一日のうちでも出来高が多く、節目となりやすいポイントです。単純な例でいえば寄付きの成行で買った方からすれば、始値が損益分岐点となるので、そこを下抜けた場合は売りが入りやすくなるわけです。
日成ビルド工業(1916)では9:20過ぎに始値を下回ってから下落しています。その前にVWAPを下抜け、その後に始値も下抜けた場合はそこから急落する場合が多いです。
また後場寄付きから反転上昇し13:00にはVWAPを上抜けます。ここでVWAP上抜けで単純に買いと判断するのは早すぎます。1円上に今日の始値175円があるので、そこを抜けるまでは様子見します。案の定、175円で上値を押さえられ下降しています。
確認するのは一瞬ですから売買する前に狙った銘柄の始値を見ておくことが重要です。デイトレードではちょっとしたタイミングがミスに繋がる場合がありますので、徐々にテクニックを身に付けていきましょう。