東証1部 8136 サンリオ の分析

 「NK証券にサンリオの公募売出に参加するよう強く勧められ参加しております。株価は大変安い水準にあるようですが、今後上昇は見込めそうでしょうか。」との事です。

 

公募増資の募集勧誘を受け買おうか迷っている?。まぁ勧めるのですから悪い事は言わないでしょう。魅力的なお話できるくらいの方が勧めるのですから、その気にさせられる事でしょう。本当は他に買う人が居ないから回ってきたような話では?ないかと思います。

昔々(1980年代)は増資と言えば額面発行増資だから、みんな良い話が来たと喜んで引き受けました。1990年以降は時価発行増資に変わりました。企業は時価総額が高い時期に増資するのが、より有利なため、株価が高い時期に公募増資を発行します。高い時期に発行した増資はメッタに戻ることはありません。

ここ4年間で約10倍に値上がりした株です。どのくらい値上がりを期待しているのか分かりませんが、ここから2倍になる事は期待できないでしょう。ムリして買う価格ではないでしょう。
昔、バブルの時代にNTT(9432)が高値(250万円くらい)で公募しました。時代もバブル時期だったので、みんな喜んで募集に応募しました。当たった人は大変喜んで宝クジに当たったごとくでした。その後30万円台まで下落しました。公募価格まで戻ることは期待できそうにありません。

現在サンリオの株価は4600円で一株利益は150円ですが割高です。一株利益400円以上になれば6000円以上に値上がりする可能性はありますが、公募増資ですから、逆に一株利益は下がる訳ですから、値上がりの期待は低くなります。月足で見る下値支持線は3500円前後です。それくらいまで下がらないと下げ止まり確認は出来ないでしょう。

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