東証1部 5803 フジクラ の分析

「平均買値450円。2011年11月21日と2013年1月15日にご教示をいただいた者です。ようやく利益が出てきたわけですが、売り場はどのように考えたらよろしいでしょうか?短期投資ではありませんが、いささか保有に飽きてきたのも事実です」との事です。

アベノミクス効果で、やっと景気は上向きになってきました。円安が追い風に海外へ強みは増します。短期では消費税はアップから製造会社は多少なり駆け込み需要はあるでしょう。これから本格的に景気回復の道のりから、長期的には株価上昇は期待できます。

製造会社の場合、景気サイクルによって株価サイクルはできます。過去の底値と高値を見れば、どの水準で底入れし、どのくらいの高値まで上がる可能性があると想像できます。1998年以降の株価サイクルの高値を見ても、1000円以上に値上がりし。200円前後で底入れしています。

2012年7月も同様に200円前後で底入れしてから上昇は続いています。2010年の高値は543円ですが、これから景気回復に向かうと言うことなら1998年、2000年の1200円前後は参考になります。2006年の1400円以上の高値の時は一株利益は66円でした。2014年予想は22円です。現在の一株利益から見る株価は500円前後です。

次は2015年業績予想を待たなければ上値は計算できませんが、来年は消費税アップの駆け込み需要が終わった後であり、一時的な落ち込みが想定されます。中長期では2000年の高値を目標にしたいところ。短期では2010年の540円が上値の参考になる様に見えます。

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