東証1部 4528 小野薬品 の分析

「現物で仕込んでいます。短期というより四半期ぐらいをみて どのような動きが想定されるかご指南ください」との事です。

 

現物で買われ持続中と言うことです。買値と買った時期が分からないから何とも言えません。業績の株価の関係から見てみると、2010年に3295円の安値から今年2月に10170円の高値まで上昇を続けました。3年半で株価は3倍以上に値上がりしました。

ここ5年間の業績を見てみますと、ほぼ横ばいで税引き利益も横ばいです。一株利益も横ばいですが、毎年の配当は180円です。今年の利益を比較すれば、ほぼ全ての利益を配当で出してしまいます。この程度の利益では企業内にお金が残りません。利益を伸ばすか、配当を減らすかしなければなりません。

財務内容は無借金経営でシッカリしていますが、ここ5年間業績は伸びてないのに、株価は3倍以上に値上がりしました。財務内容から買われたものと考えます。これから3年、利益が伸びなければ株価は上がりません。まず2015年業績予想が出ても一株利益が250円以内なら予想の範囲と考えられます。

 

その範囲の業績予想なら、今年2月の10000円台は当面の大天井を付けたと見なければなりません。これから年末に向け株価は5000円~6000円に向かうと考えます。業績が伸びなければ株価は4000円~5000円に向かうだろうと見ています。チャート的には60ヶ月移動平均線に向け株価は収斂する性質があります。

◆月足チャート◆

4528

◆財務業績◆

4528G

 

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