東証1部 9678 カナモトのチャート分析

「いつも参考にさせてもらっています。材料出尽くし、成長鈍化、などと言われ、2週間ほどで20%ほどの下落となりました。19日時点3760円。業績も悪くはないし、証券会社の目標株価の上方修正もあるのに、さすがに売られすぎのような気がします。買いたいのですがいかがでしょうか。あるいは26週線を割り込んだので、もう少し、下げ止まりを確認したほうがよいでしょうか?今後の見通しとともにアドバイスをいただければ幸いです。」とのリクエストをいただきました。

カナモト(9678)ですが、これまで業績が好調なのを背景に一度も大きな調整をせずに、株価が上昇を続けてきました。そのため9/5の決算発表によって、材料出尽くしとなり、初めて大幅な調整となりました。

現状は株価は75日移動平均線を割り込んだため、これまで続いていた上昇トレンドが崩れつつある状況です。まず株価が下げ止まる目処として200日移動平均線を見ておく必要があります。過去にも200日移動平均線が下支えしており、今回も同じポイントで下げ止まることができるかが焦点となります。

しかし現状は、長らく続いた上昇途中で買われた方たちの手仕舞い売りが中心ですので、それが続く限りは、株価は上値が重い状況が続きます。そのため今後、9/2の最高値4905円を上抜けるには、相応な日数が掛かかります。現状の下落を売られすぎとして、今すぐに買いを入れるよりも、200日移動平均線近辺までの、下げ止まり確認が出来てからがよろしいかと思います。

また短期的に株価が反発してきた場合も、75日移動平均線が上値を押さえてしまうことが多いため、おそらくしばらくは200日線から75日線の間を推移する高値ボックスが続くかと思われます。

 

20140924-1

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