「信用買い残の多さからかなり出遅れと思い4,050円で300株買い、中期で先の高値4,600円狙いです。分析宜しくお願い致します。」 とのリクエストをいただきました。
昨年10月末の日銀による追加緩和の発表で、マドを開けて上昇した相場でしたが、その後は一定期間レンジ相場が続いています。
10日・25日移動平均線をめぐる下値の攻防から、レンジ下限の4,000円レベルが守られれば、上値の焦点は75日移動平均線の4,215円となります。ただ、このレベルは数か月続いたレンジの中心価格ですので、信用買いが増加している局面ではしこり玉により上値が重たくなく可能性もあります。
12/8の高値4,600円近辺狙いは少し長期視点で見る必要がありそうです。また、東証大型株ですので、75日移動平均線の突破は全体相場の今後の地合いに最も影響されるところでしょう。
逆に、レンジ相場下抜けとなりますと信用倍率の18倍は懸念要因となってきます。信用残の増加は、トレンドが上昇基調であれば問題ない(むしろ回転が効いていてプラス要因)なのですが、ひとたびトレンドが崩れると纏まった買い残の整理が入るリスクを考慮しなければなりません。
加えて、買い残の増加傾向が見られるようになってから4か月程経過しております。信用の期日は6か月とされていますからレンジ下抜けた時は要注意です。