「いろいろ参考にさせていただいています。年初来安値を付けてきたのでそろそろ購入しようと思っているのですが、まだ下がっていくのでしょうか」とのリクエストをいただきました。ありがとうございます。
それでは日足から確認していきましょう。
日足チャートでは、今年4月の安値を7月の安値が下回っており、現状では下値切り下げの下降トレンドです。足元では、反発上昇しているため、底打ち感はありますが、75日移動平均線をしっかりと超えて安定するまでは、長期的な底打ちとは言い難い状況です。加えて、信用買い残が増加しているため、先々の上値が重くなる可能性もあります。
ただし、日足で引けるトレンドラインはブレイクしており、短期的には上昇しやすい状況にあります。このまま75日線を突破すれば、200日線や前回高値の1129円を目処に上昇していく可能性もあります。
続いて月足です。
月足ベースでの、長期水準では、大底圏にあります。過去の株価水準や、月足のSRVを見るかぎり、底値圏であることは確かです。また5年平均の-30%ライン(水色)まで下落している点も、底値である可能性が高いといえます。
このように長期的に見るのであれば底値圏ですが、日足ベースでは下値切り下げと信用残の増加が懸念されます。ひとまず現時点で狙ってみるのも良いかと思われますが、再び下値を切り下げる可能性も踏まえつつ検討していただくのがよろしいかと思います。