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一目均衡表の見方・使い方

一目均衡表とは、故細田悟一氏(ペンネーム「一目山人」)が東京新聞の前身である都新聞社の商況部長時代に開発した指標です。
私設の研究所を作り、延べ2000人の学生を導入し、7年の歳月をかけて開発しました。
特定の時間枠(具体的には9,17,26という基本数値と自らの波動から出る対等数値の組み合わせ)の中での値動きとその中心値を考慮し、将来の株価を予測しようという指標です。

買い方と売り方の両者の均衡が破れた方へ相場が動く、そして、一目瞭然でそれがわかる故に「一目均衡表」と名づけられています。

一目均衡表の見方は?

一目均衡表は「基準線」と「転換線」を基本とし、遅行線、先行スパン1、先行スパン2の5つの線で成り立っています。

一目均衡表の見方をチャートで解説

<基準線>

その日を含め、過去26日間の最高値と最安値のみを取り出した単純平均で、株価動向の基準となる線です。
計算式:(26日間最高値+26日間最安値)÷2

<転換線>

その日を含め過去9日間の最高値と最安値の単純平均です。
相場の変化を察知できる重要な線です。
計算式:(9日間最高値+9日間最安値)÷2

<基準線と転換線の関係>

転換線基準線より上にあれば買いの局面基準線より下にあれば売り時です。

また、転換線が基準線の下から上へ抜ける(Gクロス)状態を「好転」、逆の状態(Dクロス)を「逆転」と称します。
好転=買い転換、逆転=売り転換です。 ただし、Gクロスしていても、基準線が上向きの状態でなければ「好転」にはなりません。
同じように下向きになっていなければ「逆転」とはなりません。

<先行スパン1>

基準線と転換線の中値を26日先行させたものです。

<先行スパン2>

過去52日間の最高値と最安値の中値を26日先行させたものです。

※先行スパン1と先行スパン2で囲まれた部分は雲(抵抗帯)と呼ばれています。
雲の上でローソク足が推移している場合は相場が強い(上昇)と判断し、下に位置している場合は弱いと判断します。
雲の名のとおり、厚い場合は、過去の相場のしこりの影響が強く、相場転換には日柄を要します。薄い場合は、影響が少ないので抜けやすく、転換しやすくなります。

<遅行線>

その日の終値を26日前にずらしたものです。
遅行線は「売り」か「買い」かのタイミングを計る場合に見ます。
遅行線が株価を抜いた場合を「好転」(買い)逆に下回った場合を「逆転」(売り)とします。


<波動について>

「波動」は相場の方向性を指し示すものであり、株価水準の割り出しや、日柄の計算にも欠かせません。

  1. I波動…上げ、下げ、それぞれ1つの波動
  2. V波動…「下げ、上げ」または「上げ、下げ」の2波動
  3. N波動…「上げ、下げ、上げ」または「下げ、上げ、下げ」の3波動
  4. Y波動…上値が切り上がり、下値が切り下がって上下の幅が拡大していく
  5. P波動…上値が切り下がり、下値が切り上がって上下の幅が縮小していく

一目均衡表の波動

三役好転と三役逆転

一目均衡表の買いタイミング
転換線(ピンク)が基準線(ブルー)の下から上へ抜けた(Gクロス)状態で、
雲の上でローソク足が推移している、
遅行線(黄)が株価を抜く
これらが全て揃った状態を「三役好転」といい、強い「買いポイント」として捉えられます。

また、一目均衡表の売りタイミング
転換線(ピンク)が基準線(ブルー)の上から下へ抜けた(Dクロス)状態で、
雲の下でローソク足が推移している、
遅行線(黄)が株価を下回る
が全て揃った状態を「三役逆転」といい、強い「売りポイント」として捉えられます。

一目均衡表の三役好転

三役好転、三役逆転を株の達人を使って動画で詳しく解説しました!ぜひ、ご覧ください。


※動画が見られない方は https://youtu.be/RXrDyOHZk30 をご覧ください。

一目均衡表を活用した銘柄選びを動画でご紹介

一目均衡表の売買サインである雲の上抜け・下抜けや三役好転のスクリーニング方法について解説します。


※動画が見られない方は https://youtu.be/GfjuQnTOVb4 をご覧ください。

執筆者紹介

伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。


青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。


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