三日平均線の見方・使い方
3日間あるいは、3週間の値動きを平均しますが、3日間が短期的な動向を、3週間が中長期的な動向を示すとされています。 日々の値動きを平均化することにより、トレンドを見極め、終値がトレンドの継続や変化を見極めると考えた手法です。
三日平均線の見方は?

1.実体線に黒丸・赤丸が入っている

2.陽線で黒丸が下に出る

3.陰線で赤丸が上に出る

非常に短い実体線

影線(ヒゲ)が非常に長くなる

前日線の中にはらむ

非常に短い実体線

影線(ヒゲ)が非常に長くなる

前日線の中にはらむ

前日線をつつむ

影線(ヒゲ)が短くなる(陰線の場合も同じ)

実体線が極めて短くなり、上影・下影の線が伸びる傾向


陽線の黒丸 陰線の赤丸

上影よりも上に赤丸

下影よりも下に黒丸
上昇する連続陽線、または下降する連続陰線の中に【変化接近】【天井・底値】【天井・底値の前兆】【相場の変化】が出現した場合、強いシグナルとみる。
三日平均線の作成方法(計算式)
まず、n日間の平均線の4本値をそれぞれ算出します。
始値...n日間の始値の平均値
高値...n日間の高値の平均値
安値...n日間の安値の平均値
終値...n日間の終値の平均値
算出した4本値でローソク足を作成します。作成したローソク足の中に、当日の終値を記入します。
終値は、実体線の中心より上を赤丸、下を黒丸で記入します(*)。
実体線より上下にはみ出る時は、実体と点線(または実線)でつなぎます。
*株の達人では、赤丸・・桃色+、 黒丸・・水色+ で表記されます。
三日平均線の使用日数
日足 3日
週足 3週 5週
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。