ピボットの見方・使い方
ピボットとは先物市場で開発された短期的な売買をするための指標です。
ピボットを中心とし、支持線と抵抗線の範囲内で翌日の株価の変動を予測します。
売り買いのポイント設定、損切り・乗せなどの設定できるので、実際の売買に応用しやすい指標です。
別名「リアクション・トレンド・システム」といいます。
ピボットの見方は?
HBOP・S2・S1(抵抗線)とB1・B2・LBOP(支持線)の6本のラインを用いて翌日(週・月)の相場の動き見ます。
また、トレンドを捉えることもできます。支持線(B)と抵抗線(S)の幅が狭くなってくるとトレンド変化の兆しです。
逆に幅の拡大は株価ぶれリスクが高まると見ます。(株価がHBOP以上では「上昇トレンド」、株価がLBOP以下では「下降トレンド」)
ピボットは通常、逆バリ的な見方をします
- B1・2(支持線)接近で買い、S1・2(抵抗線)接近で売りとなります。
LBOP・HBOPをポイントとして判断する場合は、株価がHBOP上抜きで買い、LBOP下抜きで売りとなります。 - もみ合い相場での利用は、買いの場合はLBOPは損切りライン・HBOPは買い乗せ、売りの場合はHBOPは損切りライン・LBOPは売り乗せとなります。
売買手法を順バリで考える場合
- B1・2(支持線)接近で売り、S1・2(抵抗線)接近で買いとなります。
LBOP・HBOPをポイントとして判断する場合は、株価がHBOP上抜きで売り、LBOP下抜きで買いとなります。 - もみ合い相場での利用は、買いの場合はHBOPは損切りライン・LBOPは買い乗せ、売りの場合はLBOPは損切りライン・HBOPは売り乗せとなります。
*株の達人では、チャート画面上で1回クリックしていただくと、上図のようにピボットを先行表示させることができます。再度クリックすると元の状態に戻ります。
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。