ジグザグの見方・使い方
ジグザグとは、株価の大きな流れと波動を読み取るための指標です。
一定の変化率を決めて、株価がその変化率以上、逆方向に動いた際にラインを引きます。底値や高値の転換点を判断する指標ではなく、ローソク足では判断しにくい株価の上下の波動と、現在の方向を見るための指標です。
ジグザグの作成方法
「値幅率」を5とした場合
株価が安値から5%以上、上昇した時点で最安値を始点とし、上昇した最高値を終点として上向きにラインを引きます。また高値を更新するたびにラインを延長します。
反対に株価が高値から5%以上、下落した場合は、最高値を始点とし、最安値を終点として下向きにラインを引きます。
※実数値で設定したい場合は「値幅」で設定します。
トレンドを大まかにとらえたい場合は数値を高く、細かくとらえたい場合は低く設定します。
「期間」を7とした場合
例えば、7日間に設定した場合、過去7日間+当日(計8日)の最高値を上抜けると、上向きに転換し、高値を更新している間は線を延長します。反対に、過去7日間+当日(計8日)の最安値を下抜けると、下向きに転換し、安値を更新している間は線を延長します。
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。