財務情報の基本
財務・業績では、過去、現在の財務業績から状況判断し、現在の株価が割高か割安かを判断します。
その際重要なのは、将来を見据えた場合に、現在は割高になるのか、割安になるのかということです。
割高であれば将来的には下落する可能性があり、割安であれば株価は上昇する可能性があります。過去・現在の情報から、将来的な企業価値を判断し、株価分析をする、財務資料はそのための資料です。
財務・業績
資産と債務の対照表(貸借対照表)で、企業のお金の動きを表したものです。資産・負債の部に分かれて表が作成されています。
企業活動に伴わない資産の増減には、不動産売却による増加や、リストラによる資産の減少など様々な要因が考えられます。業績情報ではでてこないお金の動きをここで確認します。
バランスシート
有価証券報告書に基づく、様々な情報がご覧になれます。常に前期比を確認し数値の増減に注目します。株主資本比率や、1株あたり株主資本に大きな変化があった場合、発行株式数の増減や、総資産、株主資本がどのような変化をしたのかもあわせてチェックをします。
業績も重要なポイントです。たとえば、売上高や営業益が前期に比べ上昇幅が少ないのに、企業資産が増加している場合は、企業活動以外の理由で会社の資産が増加したというケースが考えられます。
→株の達人の財務業績については詳しくはコチラをご覧ください。
セグメント
単一事業体以外の企業は連結財務諸表の中から、商品別、事業部門別、地域別など、違った角度から、どの分野が伸びているか、減っているかを年度別に比較します。
株価が値上がりしている場合、新規事業、好調な商品などが伸びていて評価されていることが多くあります。どの分野が新設され伸びているかなどもチェックポイントです。
株主情報
期末を終えた後、投資家別の株主動向をまとめたものです。
値上がりする株は、外国人投資家、信託銀行などの比率が増加してきます。この様な投資家動向を見ることで、この企業の内容が良くなっているかどうかが分かります。