割安株の定義
財務業績と一株(純資産)株主資本
財務業績・含み資産、債務などは、最終的に一株株主資本に集約し株価に反映されます。一株株主資本に対する株価比は将来(2.3年後)から見たPBR(株価純資産倍率・price・book-value・ratio)を物差しに割安と判断されれば買われます。値上がりする株は、これらを分析して将来的に株価価値が上がるものです。
逆に将来の株価価値を割り出して、現在が割高に見える場合、価値に収斂します。株価としては割高分だけ値下がりすることになります。(この様な見方は、新興市場株は除きます)
多くの方が株式投資と思って株式売買していますが、実際の株価価値を考えて売買をしている方は少なく、多くは株式投機を株式投資と思っています。
株価価値のある株を中長期で保有すれば、多少の乱高下はあっても、実際の株価価値より値上がりしますが、株式投機の場合は、実際に株価価値より割高な株を売買するため、損失が出た時、中期で塩漬けすると、株価は実際の価値に向かって値下がりするため、大幅な損失となります。
価値のある株は、長く持つことで有利になりますが、価値の無い株を長くもつことは損失を大きくするだけですから、このポイントを理解し、ダメな株は早めにロスカットすることをお奨めします。