日経225先物・日経225miniとは
日経225先物・日経225miniとは
日経平均株価(日経225)を対象とした株価指数先物取引です。日経225miniは、日経225先物取引のミニサイズの商品です。
【1】少ない資金で大きな取引ができる
日経225先物取引では日経平均株価の1000倍、日経225mini先物取引では日経平均株価の100倍の値段の取引を行うことになります。
<例>
日経225先物では、日経平均株価 10000円の場合 1000万円の取引になります。日経225mini先物では、100万円の取引になります。ただ、1000万円が必要ではなく、取引に応じた証拠金を証券会社に預けることになります。証拠金は保証金の意味になりますので、実際の取引は、日経225先物の場合1000万円分、日経225mini先物の場合100万円分を運用していることと同じになります。つまり、証拠金という少ない資金で大きな取引ができるわけです。このため、少ない資金(証拠金)で大きな利益が期待できる一方、相場が予想に反して動いた場合には、同様の効果が働いて損失が拡大する恐れがあることも十分に認識しておかなければなりません。
【2】個別銘柄の選択が不要になる
日経225先物取引は、基本的に日経平均株価に連動して動きます。株式市場に上場している日本の代表的な225銘柄で構成される株価指数が対象ですから、株式投資のような財務分析や銘柄選択などは必要がありません。
個別銘柄の場合は、倒産した場合のリスクの考慮や、分析の中に財務・業績などのファンダメンタル分析もしておく必要があります。
日経225先物は、日経平均株価を対象としているので、倒産や、財務分析は必要ありません。また、銘柄選択もなく、テクニカル分析が力を発揮する商品といえます。個別銘柄に投資した場合には、その企業が倒産した場合のリスクも考慮して投資する必要がありますが、日経225先物、日経225mini先物取引は株価指数を対象としていますので倒産リスクがありません。
【3】「金利」や「貸株料」が必要ない
日経225先物取引は、信用取引を行なう時に関わる「金利」や「貸株料」は必要ありません。
【4】相場が下落局面でも利益を追求できる
日経225先物取引は、相場の上昇時には買い、下落時には売りから始めることができますので、相場の下落時にも利益を追求することができます。
日経225先物は、日経平均が上昇すると予想した時には株式投資と同様に「買い」から、反対に相場が下落すると予想した時には「売り」から取引を始めることができます。「売り」からスタートし、予想通り相場が下落すれば、「買戻す」ことで利益を得ることができます。