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日経225先物・日経225miniの制度

日経225先物・日経225miniの制度

商品 日経225先物 日経225mini先物
限月 3月、9月のうち直近3限月と、6月、12月のうち直近10限月を加えた計13限月 3月、9月のうち直近3限月と、6月、12月のうち直近10限月、およびそれ以外の月の直近3ヶ月を加えた計16限月
取引単位
1000倍
100倍
値段の刻み
10円
5円
取引時間
8:45~15:45
ナイト・セッション:17:00~翌6:00
値幅制限
株式と同様に、ストップ高・ストップ安の値幅制限がある
サーキットブレーカー制度
先物価格が一定値幅以上変動した時、取引を15分間中断する措置
証拠金
SPANに基づいて証券会社が計算
日経225先物の証拠金の10分の1
決済方法
反対売買もしくはSQ値で清算

限月

※平成25年7月16日より、東証と大証が統合され、先物・オプション取引においては、日経225オプションの権利行使価格の縮小や新たな限月の追加が行われました。
→指数先物・オプション取引の銘柄拡充等 (日本取引所グループホームページ)

日経225先物と日経225mini先物では、取引できる限月が異なります。

日経225先物は、3月、9月のうち最も近い月から3限月と、6月、12月のうち最も近い月から10限月を加えた計13限月が取引されます。
各限月取引の期間は,6月及び12月の各限月取引については5年,3月及び9月の各限月取引については1年6か月です。

日経225mini先物は、3月、9月のうち最も近い月から3限月と、6月、12月のうち最も近い月から10限月、およびそれ以外の月の最も近い月から3ヶ月を加えた計16限月が取引されます。
各限月取引の期間は,特定限月取引については5年(3月及び9月の各限月取引は1年6か月),特定限月取引以外の各限月取引については5か月(2月,5月,8月及び11月の各限月取引は4か月)とします。


それぞれの限月の第2金曜日の前日を取引最終日とします。各限月の取引期間は、1年3ヶ月になります。 現時点に一番近い限月が取引の中心になり、取引最終日に近くなると翌限月に移行します。

取引単位

日経225先物と日経225mini先物では、取引単位が異なります。
日経225先物は1000倍で、日経225mini先物は100倍の取引になります。

<例>日経平均株価 9000円の時、各先物をそれぞれ1枚売買した取引金額
日経225先物:9000円×1000倍×1枚=900万円
日経225mini先物:9000円×100倍×1枚=90万円  


値段の刻み

日経225先物と日経225mini先物では、値段の刻みが異なります。また、値段の刻みのことを呼値ともいいます。
日経225先物は10円刻みで、日経225mini先物は5円刻みとなります。
<例>日経平均株価が1値動いた場合の損益
日経225先物:10円×1000倍×1枚=1万円
日経225mini先物:5円×100倍×1枚=500円  

取引時間

8:45~15:45
ナイト・セッション:17:00~翌6:00

値幅制限

株式と同様に、ストップ高・ストップ安の値幅制限があります。 日経225先物・日経225mini先物、どちらも同じになります。
また、呼値の制限値幅が平成23年2月の制度変更により、テーブル制(値段帯ごとの固定値)から定率制(下記参照)に変更され、値幅の適用期間が「営業日単位」から「取引日単位」に変更されました。
サーキットブレーカー発動前は、変更前の値幅の限度の半分程度の水準に変更し、1取引日中に同一方向に2段階で拡大します。

◆制限値幅の比率
通常の制限値幅・・・8%
第一次拡大時制限値幅・・・12%
第二次拡大時制限値幅・・・16%

※四半期ごとに大証が計算して公表します。


サーキットブレーカー制度

先物価格が一定率を超えて変動した場合、投資家の冷静な判断を促進するために、取引を15分間中断する措置です。
発動条件は、先物取引の中心限月取引について
【1】制限値幅の上限または下限で取引が成立した場合
【2】制限値幅の上限に買呼値または下限に売呼値が提示されてから5分間以上取引が成立しない場合  になります。

証拠金

  • 証拠金は、先物取引で損失が生じた場合でも決済ができるように預けておく担保です。
  • 証拠金は、有価証券のよる代用も可能ですが、一部は現金で差し入れる必要があります。
  • 証拠金は、SPAN(スパン)という計算方法を用いて、先物・オプションの建玉全体のリスクから算出します。
  • お客様の証拠金は、各証券会社の計算方法で計算され、必要な金額以上の額を差し入れなければなりません。

SPANとは・・・

シカゴ・マーカンタイル取引所が開発したリスクベースの証拠金計算システムのことです。
この計算方法は、保有する日経225先物取引の異なる限月間の買いと売りの差し引き単位数及びオプション取引の買いと売りの差し引き単位数などをベースに、プライス・スキャンレンジと商品内(限月間)の割増額・割引額といったリスク計算データのSPANパラメーターを用いて算出されます。

プライス・スキャンレンジとは・・・

日経225先物取引だけで単一限月の買いか売りのどちらか一方を取引する際に必要な証拠金の最低基準額のことです。


決済方法

日経225先物取引は取引できる期間が決まっていますので、例えば、値上がりを待って長期間保有することができません。日経225先物取引の決済方法は2通りあります。

【1】満期日に決済する方法(SQ決済)

日経225先物取引は取引できる期間が決まっています。満期月を限月といい、各限月の第2金曜日の前日が取引最終日になります。第2金曜日の前日までに決済しない場合は、第2金曜日(SQ)に自動的に決済され損益が確定されます。
※第2金曜日(SQ)及びその前日の取引最終日が休日の場合は順次繰り上がります。

<例>日経平均株価が10000円、満期日のSQ値が10500円だった場合
日経225先物 1枚 買い : (10500円-10000円)×1枚×1000倍=+500000円
日経225先物 1枚 売り : (10000円-10500円)×1枚×1000倍=-500000円

日経225mini先物 1枚 買い : (10500円-10000円)×1枚×100倍=+50000円
日経225mini先物 1枚 売り : (10000円-10500円)×1枚×100倍=-50000円

※SQ値とは・・・
満期日あの日経平均株価を構成する225銘柄の個々の始値から算出する特別な数値です。日経平均株価の始値とは必ずしも一致しません。SQ値は、大引け後に大阪証券取引所が発表いたします。

【2】満期日以前に決済する方法(反対売買)

日経225先物取引は日経平均株価はを対象にした株価指数先物取引です。日経平均株価自体は指数ですから受け渡しをすることができません。したがって、取引は差金の授受で行い、取引により生じた損益の部分(差金)のみを受け渡しすることになります。
つまり、当初おこなっていた取引とは反対の取引を行うことで取引最終日までに決済する方法です。

<例>日経平均株価が10000円の時建て、日経平均株価が10500円になった時反対売買した場合
日経225先物 1枚 買い : (10500円-10000円)×1枚×1000倍=+500000円
日経225先物 1枚 売り : (10000円-10500円)×1枚×1000倍=-500000円

日経225mini先物 1枚 買い : (10500円-10000円)×1枚×100倍=+50000円
日経225mini先物 1枚 売り : (10000円-10500円)×1枚×100倍=-50000円

<例>日経平均株価が10000円の時建て、日経平均株価が9500円になった時反対売買した場合
日経225先物 1枚 買い : (9500円-10000円)×1枚×1000倍=-500000円
日経225先物 1枚 売り : (10000円-9500円)×1枚×1000倍=+500000円

日経225mini先物 1枚 買い : (9500円-10000円)×1枚×100倍=-50000円
日経225mini先物 1枚 売り : (10000円-9500円)×1枚×100倍=+50000円

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